厨房設計で人件費が変わる理由|飲食店の動線改善と省人化の考え方
- Hitoshi Kawabata
- 1月26日
- 読了時間: 3分
人件費は厨房で決まる
飲食店経営において、家賃の次に重い固定費が「人件費」です。
そしてこの人件費、実は採用やシフト以前に、厨房設計で8割決まることをご存知でしょうか。
本記事では、「なぜ厨房設計で人件費が変わるのか?」その理由と、実際の改善事例をもとに解説します。

人件費は厨房で決まる
「忙しいから人を増やす」この判断、実は厨房が回っていないサインです。
同じ作業を何度も往復している
調理と盛り付けで人がぶつかる
1人でできる作業を2人で回している
これらはすべて、オペレーションではなく設計の問題です。
厨房は「調理する場所」ではなく人が最も動く場所。
動線が整理されていない厨房は、人を増やさないと回らない構造になってしまいます。
動線の無駄が生むロス
厨房の無駄な動線は、そのまま人件費ロスになります。
よくある例です。
冷蔵庫が遠く、1オーダーで数歩余計に動く
洗浄エリアが調理動線と交差する
盛り付けスペースが狭く、待ち時間が発生
1回のロスは数秒でも、それが1日数百回積み重なると…
提供スピードが落ちる
回転率が下がる
結果、人を増やすしかなくなる
つまり、動線の無駄=毎月払い続ける人件費です。
調理人数と厨房サイズ
「厨房は広ければいい」これは半分正解で、半分間違いです。
重要なのは人数に対して適正なサイズかどうか。
2人で回す厨房に、無駄に広い導線
4人必要な業態なのに、家庭用レベルの配置
どちらも人件費が上がる厨房です。
適切な厨房とは、
調理・盛付・洗浄が交差しない
1人あたりの役割が明確
“最小人数で回る”前提で組まれている
厨房サイズは「物件に合わせるもの」ではなくオペレーションから逆算するものです。
厨房から逆算する店舗設計
失敗しない店舗づくりは、必ず厨房から始まります。
厨房 → 必要人数が決まる
人数 → 客席数が決まる
客席数 → 売上と利益が見える
この順番を飛ばして「先に客席を詰める」と、
厨房が回らない
人を増やす
利益が残らない
という悪循環に陥ります。
厨房設計=経営設計これは現場で何百件も見てきた結論です。
厨房設計は「使える」ではなく**「回るかどうか」**が基準です。
この厨房、最小何人で回る?
動線、無駄になっていない?
人を増やさず売上を伸ばせる?
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