居抜き店舗の厨房でも設計整理が必要な理由
- Hitoshi Kawabata
- 2025年12月30日
- 読了時間: 3分
更新日:2025年12月31日
居抜き店舗の厨房でも設計整理が必要な理由

居抜き=そのまま使えると思われがちな理由
居抜き物件を検討されている方から、よくこんな声をいただきます。
厨房機器が残っているから初期費用が抑えられそう
前のお店が営業していたから問題なく使えるはず
工事は最小限で済ませたい
たしかに居抜き物件は、うまく活かせばコストを抑えられる選択肢です。しかし一方で、「そのまま使える前提」で進めてしまい、結果的に費用が上がるケースも非常に多く見てきました。
実際に多い「使えなかった」ケース
現場でよくあるのが、次のようなケースです。
厨房機器は一式そろっているが、自分の業態に合っていない
機器が古く、営業開始後すぐに不具合が出る
レイアウトが悪く、作業効率が極端に落ちる
前の店舗では問題なかった厨房でも、
メニュー・提供スピード・人員構成が変わると使えなくなることは珍しくありません。

設備・動線・消防の落とし穴
居抜き厨房で特に注意が必要なのが、次の3点です。
① 設備容量の問題
ガス・電気・給排水の容量が足りない
機器を追加するとブレーカーが落ちる
同時使用が想定されていない
② 動線の問題
人が増えると厨房が回らない
作業が交錯してミスが増える
忙しい時間帯ほどストレスが出る
③ 消防・保健所の問題
前テナントのままでは指摘が入る
フードや防災設備が現行基準に合わない
追加工事が発生する
これらは、工事が始まってからわかると修正コストが一気に上がります。
居抜きを活かすための設計判断
居抜きで大切なのは、
**「残せるかどうか」ではなく「活かせるかどうか」**です。
本当にこの業態で必要な機器か
今後の売上規模・回転数に耐えられるか
数年使う前提で合理的か
「もったいないから残す」という判断が、
結果的に使いにくく、費用がかかる厨房になることもあります。
設計整理で残す/変えるを分ける
設計整理では、次のように整理していきます。
残すもの:業態・動線・設備容量に合っているもの
変えるもの:将来の足かせになるもの
今は触らないもの:段階的に対応できるもの
この整理を着工前に行うかどうかで、
居抜きが「コストを抑えられる選択」になるか、「高くつく選択」になるかが決まります。
居抜き店舗の厨房は「見る順番」がすべてです
居抜き厨房を活かせるかどうかは、設計段階で8割決まります。
の厨房、使えるかだけ見てほしい
残す機器と入れ替える機器を整理したい
工事をする前に一度判断してほしい
このような
**「使えるかどうかの確認だけ」の相談**も可能です。
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