まずは居抜き物件とは?
居抜き物件とは、
以前何かしらの業態で店舗として営業したいた物件が閉店したことにより、
内装をはじめ厨房機器、設備等をそのまま売買あれることがある賃貸物件のことです。
閉店した借主は、
開店する際にたくさんの費用をかけて造作した店舗を、できれば次にお店する方に使っていただきたいと考えます。
その際に有料で売買したいときは、
造作譲渡といわれる費用を取り決めして、閉店前に不動産屋さんに次の方を探して貰うのです。
原則、物件解約時はスケルトン返し(造作を全部撤去し躯体だけにする)の物件が多いので、誰かに造作譲渡で買い取ってもらわなければ解体撤去工事を退去者が負担しなければならないという事情もあります。
居抜き物件からのお店つくりは本当にお得かということですが、
世間的には居抜き物件がお得だという言われることが多いです。
実際には居抜専門業者も今では多数存在しており、そういう側面もあると思います。
ただ我々のように店舗を造作する立場からすれば、
世間が言われるほど居抜きがお得だと思えません。
本当にお得な居抜き物件のお店のつくり方
例えば、10坪のラーメン店が10年営業して閉店したとします。
同業であるラーメン屋さんが借りることになれば、内装、設備そのまま使えるものが多いです。
しかし造作譲渡が例えば300万円かかるとなれば、それだけの内装、設備、その他の価値があるのか考えなければなりません。
業務用の厨房機器や空調は、耐用年数7年で10年を目安に故障が増えていきます。 その時は使えていてもいつ壊れるかわかりません。
しかも閉店するお店は、閉店する理由があるのです。
最近では人不足で閉店することも見受けられるようになりましたが、儲からないからやめる方が大半なのが現状です。なぜ儲からないか?
儲かるお店の方程式
※料理(商品)+※サービス(接客・価格)+※雰囲気(内外装)+※立地(視認性)
=リピートしたくなる店
儲からない理由として内外装の雰囲気がよくないので駄目だった可能性も結構高いのです。
仮に雰囲気よい内外装であったとしても、前の店舗のイメージを引きずらないようにするためには、かなりリニューアル改装しないといけない場合があります。
予算300万円かけてリニューアルすると全部で500万かかります。 500万円あればスケルトンからつくれる可能性が出てきます。
同業でもその位の費用の目安となりますと、居抜きが別の形態に変えるとすると、さらに大きなリニューアル改装が必要になります。
大きくリニューアル改装するときは一旦解体して造作するわけですから、解体費用も出店者負担となります。
造作以外にも他にも色んな要素がありますので、本当に居抜きがお得といえるか、
専門家にご相談されてからご契約をされた方が良いと思います。
当社では居抜き物件のご相談は無料でございます。
居抜き物件がお得になることが多い場合の事例は、
・同業同種の業態であること。(たとえばラーメン屋からラーメン屋)
・異業種でも厨房区画をできる限りそのまま使うこと。
・造作物(カウンターなど)はそのまま、表装(クロス等)仕上げ替えだけで済むこと。
などです。
詳しくお知りになりたい方は、ご相談頂ければ、事例を踏まえできる限りお答えいたします。
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